オリーブオイルは『熱』で『湿』

2015年11月13日 00:06

オリーブオイルは医療占星術でいうと『熱』で『湿』の属性になります。

『熱』で『湿』というのは四体液質では『多血質』にあたり、人の年齢域でいえば赤ちゃん〜幼年期、季節は春、軽やかで変化に富んだ『風』の属性にあたります。簡単にいうと生命力にあふれ「若々しい」エネルギーをいいます。

古代ギリシャの医者ヒポクラテスの診断方法やそれに由来する医療占星術では、体質や年齢、環境や疾患などを総合的にみて判断し、(体液)バランスの悪いところを調整する(多すぎるものを減らし少ないものは増やす)ことで本人の自然治癒力を高めることを目的としています。

基本的に人は年齢が立つとだんだん『乾』で『冷』(中年)から『冷』で『湿』(老人)に向かっていきます。これが老化のプロセスです。

人は誰でも老化して乾いて冷たくなっていくので、『熱』くて『湿』っているものをとることは、老化を遅らせる最良の方法です。

『熱』で『湿』のオリーブオイルは塗ってよし、摂取してよしの、身体のエイジング効果には強力な素材になります。

ヒポクラテスは紀元前400年くらいの人ですが、人を相対的にとらえた自然療法や中医学にも通じるところがあり、現代の人にとっても参考になる考え方かが多く見受けられます。

彼はよくこんなことを言っています。「食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動のしすぎも、しなさすぎ(怠惰)も病気の元となる。」

当たり前のことですが、これが ”できそうでいて非常に守るのは難しいこと” なのは今も昔も変わらないのですね。