アリストテレスはオシャレだった☆
古代ギリシャの哲学者アリストテレスはとてもオシャレに気を使っていたらしく、贅沢な衣服をまとい、指輪などで身を飾っていたそうです。その弟子のテオプラストスも容姿淡麗で、服装にも気を使って着飾り、油で体をつやつやさせていたそうです。(テオプラストス「植物誌」より)
当然ここでいう『油』はオリーブオイルになると思われます。美容に気を使っていた当時のギリシャの有能なエリートたちの美意識が垣間みれる一コマです。
ルネサンスの画家ラファエロの名作「アテナイの学堂」には、プラトン(中央左)アリストテレス(中央右)を中心としたギリシャの哲学者たちの姿が生き生きと描かれています。プラトンのモデルはレオナルド・ダヴィンチとの説が有力ですが(確かにそっくり!)、華やかな衣装を身にまとっていて隣のアリストテレスよりも派手に描かれています。実際はプラトンは質素をむねとしていて派手好きなアリストテレスを嘲笑していたそうなので、プラトンを中心と描いたラファエロの意図が感じられます。
プラトンもアリストテレスも現代にまで影響を及ぼす偉大な学者ですが、特にアリストテレスは当時ビジュアル的にも華やかで目立つ、存在感のあるカリスマだったのだなと想像が巡らされます。。そのカッコよさは如何程でしょうか。タイムマシンがあれば一番合ってみたい偉人、かもしれません♪(^-^)