オリーブは太陽のパワー☆
古来よりオリーブは聖なる木として大切にされてきました。
聖書にも度々登場し、「創世記」(第8章)ではノアの箱船のくだりで神の怒り(洪水)が引き平和の訪れの象徴として、「出エジプト記」(第35章)ではユダヤ教の催事に使われるメノラー(燭台)について記載があります。メノラーはカバリストたちによって宇宙樹と結びつけられ、7つの枝のランプは7つの惑星(太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星)をあらわす「神の眼」とされ、その油はオリーブの樹によって供給されていたといいます。「コーラン」(第24章)にもオリーブと火の関わりについて記されています。
樹は東洋西洋問わず、宗教のシンボリズムには欠かさず登場します。日本でも老木には神が宿るとされ、その山の主としてそこを守っていると敬われています。山岳信仰が盛んだった日本では自然そのものを神格化する思想が自然に根付いており、古代ギリシャの世界観との共通性が多くみられます。
オリーブのエネルギーは「火」であり、活力を与え浄化を促す働きとして私たちの心身の健康を支えてくれるだけでなく、宗教性や哲学に興味のある方にとっては閃光のような「火(光)」をあたえてくれる力となるでしょう。
おいしく美容に良いだけでなく、私たちの深いところに光を与えるオリーブを、是非よりよい「生」を支えるエネルギー源として取り入れてみてください。